Vivaの一言ブログ92 ー痛いのが好きー
先日久々にAmazon Prime Videoをのぞいてみたら、「蛇にピアス」という吉高由里子さんが主演の昔の映画が配信されていました。
時間があったので視聴してみましたが、普通の感覚の人には理解できない特殊な世界が描かれていました。
吉高さんが演じるルイという子は痛みを感じることでしか生きていることを実感することができないギャルです。
そして彼女のことが好きという男性も同じタイプです。
若い女の子がボディーピアスやタトゥー、サドマゾの世界に浸って自分を見つけていく物語です。
見るに耐えきれずに途中何度も視聴を止めようかと思いましたが、こういう世界の人のことも知っておこうと向学心を無理やり燃やし(笑)何とか最後まで視聴しました。
さてこの痛いのが好きという人達ですが、なぜそのようになってしまうのでしょうか?
さまざまな要因はありますが、私は罪悪感が一番の原因だと考えています。
人間は嬉しい楽しいことよりも怖いことや危険なことに反応します。
生物は命を守るために元々そのようにできているのです。
危険を察知できないと生きていけないからです。
その本能を娯楽として楽しめるようにしたものに、絶叫マシン、バンジージャンプ、怪談など色々あります。
ハラハラドキドキすると興奮度が高まります。
また危機回避のため痛みを感じるようにできています。
痛い、熱いなどを感じなかったら身体を維持できません。
そして、恐怖心は性的エネルギーを高めます。
私は本能によるそれらの感覚と罪悪感と性欲が合体したものがSMと考えています。
罪悪感があると自分に対して攻撃的になります。
それを相手に出して満足するのです。
また攻撃された方も自分は悪い人間なんだからこんなことをされて当たり前と思います。
抑圧された感情を同じ性癖を持った仲間うちで出し合うことで充実感を得られます。
それによって新たに征服欲や支配欲の満足感が得られます。
Sが支配しているように思われがちですがMも相手をコントロールします。
映画の中でSの男性が、Mのルイに何をしてもルイが何も反応をしないのでつまらないというようなシーンがあります。
これはMが反応しないことで相手の心をコントロールしているのです。
お互いの言葉や行為が影響を与え合っているのです。
SだろうがMだろうが、自分は今のままで十分楽しいし充実しているなら問題はないです。
ただ度が過ぎて日頃暴力ばかりふるってしまう、人をコロしたいと思う、自傷行為が止まらないなどという方は専門家に相談した方が良いですよ。
久々にパンチのきいた映画を観てしまいましたが色々勉強になりました。
*今日の一言
【何事も自分で責任が取れる範囲で楽しんでくださいね!】
東京都港区のマインドセラピー・心理カウンセリング Viva
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